ネット上で公開されているCADの3DデータとしてはDXF/DWG形式が結構多いです。

で、フリーという前提でこの形式のデータを取り込める3DCGアプリを調べてみたが、以外に少ない。

DXFなんかは、Metasequoia LEとかBlender、SketchUpあたりで読めますが、前者2つは読めないファイルもありDWGはペケでした。

DXFサンプル

DXF/DWG両方に対応していたのはSketchUpだけ。

で、SketchUpですが、現在はTrimble社が所有していて「SketchUp Make」という名称でバージョンは8。

このバージョンではPro版でしかDXF/DWGは読めません。

ただGoogle時代のSketchUpの場合バージョン7.1(Free)ならプラグインで対応していました。
(7.1のPro版ならデフォルトで実装されています)

使ってみましょう。




Trimble社のページにPro版へのリンクが残っていますがPro版は「評価」バージョンなのでちょっと不安。

SketUp7.1(Free)を使ってみましょう。

SketUp7.1(Free)ダウンロード

今回使用するプラグインは2つです。

DXF/DWG読み込み用のプラグインと、3Dプリンター用のSTL形式で出力するためのプラグイン。

DXF/DWGプラグインはここからダウンロード
DXF/DWGプラグイン

SketchUpをインストールしたら、プラグインをインストールするために一度閉じておいてください。

プラグインのインストールは簡単。AllowDWGImportInSketchUp7.msiをダブルクリックして、 後はNextをクリックしてOKです。

3Dプリンター用のSTL形式で出力するためのプラグインのダウンロードはこちら。
このサイトからskp_to_dxf.rbをダウンロード

このプラグインはルビー言語で書かれているので、まだの方はRubyもインストールしておきます。

ダウンロード後、プラグインを<SketchUpのインストールフォルダー>内のPluginsフォルダーを入れてください。



で、7.1の再起動後、以下のようになっているのを確認。





DXFサンプルを読み込んでみましょう。

こんな感じ。



これをSTL形式で出力して、他のアプリで読み込んでみます。

なお、SketchUpでSTL出力する場合は注意が必要です。

デスクトップなどのようにパスにスペースがある場所には出力できません。