四条河原町(しじょうかわらまち)は、京都府京都市下京区および中京区にまたがる交差点名である。
また、繁華街となっている周辺を緩やかに指し示す呼称(通称)としても用いられる。
四条河原町は四条通と河原町通の交点にある交差点名である。
4方向ともに、8時から21時までは路線バスを除く車両は右折禁止である。
日本三大祭りの一つである祇園祭における山鉾巡行のコースに含まれており、当交差点で左折する「辻回し」は主たる見どころの一つともなっている。
当交差点周辺は京都市を代表する繁華街となっているほか、当交差点付近から四条烏丸までの四条通および河原町三条までの河原町通や、
四条通から御池通までの寺町通・新京極通は一体化した繁華街となっている。
当交差点の直下には地下駅の阪急電鉄(阪急)京都線河原町駅があり、地下で高島屋、コトクロス阪急河原町と直結している。
ちなみにコトクロス阪急河原町は近年になって阪急が土地を取得した場所で、過去には京阪特急のネオンサインが設置されていた場所でもある。
京阪本線祇園四条駅へは地下通路こそつながっていないが、鴨川に掛かる四条大橋を渡ってすぐであり、京阪沿線へのアクセスも良い。
京阪四条駅の向こうには祇園があり、この付近へは徒歩圏内である。
一方、JR西日本やJR東海、近鉄が乗り入れる京都駅からは路線バスが直通している。
鉄道を利用する場合は京都市営地下鉄烏丸線四条駅まで行き阪急京都線に乗り継ぐか、徒歩で四条通やそれに並行する地下通路を通ってアクセスする
(東福寺駅経由で奈良線と京阪本線を乗り継ぐ手段もある)。
河原町駅と鴨川を挟んで隣接した祇園四条駅を中心としたエリアはゲイ・タウンとしても知られる。
所在地でいうと下京区市之町・清水町、中京区鍋屋町・下樵木町などにゲイバーなどが20店舗ほどある。
ちなみに、河原町駅から程近い鴨川沿いにある宮川町は、安土桃山時代には若衆歌舞伎の小屋と茶屋が集まり、「陰間」(少年)が接待をする花街として栄えていた。
またその後売色専業の陰間茶屋も集まっていた。