以前は基本モデルの作成にメタセコを使ってましたが、ここではSketchUpのみで造ってみます。
まだV8使ってます。
まずは資料の収集。といっても基本2種類しかないです。
ネット上で拾ってきた、施設計画図と一部の観客席の断面図。それと投稿写真の数々。
これだけ。
で、できるとこまでやってみます。
施設計画図をじっくり見ると、屋根の形状が推測できます。ここから屋根の平面図を作成。また施設計画図から屋根の高さの比率も推測できます。
スタンドのみの図と屋根の推測図、どちらも370x294.
まず屋根を立ち上げてみます。
sketchUpで370x294の平面をつくり中心を原点におきます。
ここに屋根の画像をイメージとして貼り付けます。
○を出発点にして、線を置いていきます。
45度の線を引きます。
この線がすべての初めです。
線のコピー・延長・切断を繰り返してこう図形を作成。
中央の方形を厚さ20位でプッシュ・プルして他の面を張ります。
四隅にコピー。
残りの面を作って、余計なものを削除して完成。
なんやかんや追加して屋根完成。
モデル(SketchUp8)
データは互換性があるので最新のSketchUpでも開けると思います。
次にスタンドを造ってみます。
屋根と同様に370x294の平面を造りますが、これをプッシュ・プルでボックスに立ち上げ、四つの平面を造ります。
各面の高さは施設計画図と観客席の断面図から推測します。
この画像のサイズは370x67。
この四つの平面に画像をはりつけておきます。
スタンドのコーナーにある台形の客席を造ってみます。
台形の長辺の長さの平面をZ軸方向に立てて、プッシュ・プルで短辺の所までのボックスを作ります。
ボックスを切って、斜めの台形を作ります。これがコーナーの観客席になります。
屋根と同様に四隅でこれを繰り返します。上層階のスタンドができます
中層部に面を張ります。
下層階(一層目)も上層と同様にします。
最後に余計なものを削除してスタンド完成。
市立吹田サッカースタジアムの場合、客席の一層目は若干角度の付いた曲面になっています。
これの作り方はこちらを参照。
曲面作成
こんな感じになります。
補助用に観客席の断面図の一層目の画像を使います。
角度が付いているのが分かります、
Uniform B-Splineで近似曲線を描きます。
この曲線をLines2Wallsで曲面にします。
この曲面は階段用にも使うのでコピーしておきます。
この曲面を延長・コピー・回転で他の面に使いまわします。
それぞれの部材を配置して、交差部分を結合し不要な部分を削除します。
こんな感じ。
上に見える客席はまだ平面のままなので隙間が空いています。
四隅で、同様なことを繰り返すと、こうなります。
この程度の曲面は比較してようやくなんとなく分かるという感じです。
左が曲面、右が平面。
屋根とスタンドをコンバイン
以下、工事中