ExcelのシートにGoogle Mapsを表示して、ここから座標を取得し、高度を設定してEarth用KMLを作成してみます。

今回のKMLはEarthの3D空間に自由曲線を描いてみます。

こんな感じ。



Maps上のポイントの座標値と設定した高度値をスプライン補間してます。




Excelファイルはこちら

ダブルクリックして起動。





E1は線の太さ、G1は色、I1は高度のMAX値です。 地図の右のスライドバーで高さを設定します。

線の太さを5、高度を100000にしてみます。



スライドバーはC列と連動しています。行番号をクリックするか、マーカーをクリックすればその場所の高度を変更できます。



KML作成ボタンをクリックすると、緯度・経度と高度をスプライン補完したデータが、X,Y,Z列に表示され、splineroute.kmlというファイルが作成されます。



Earthで表示。地球に生えたブタの尻尾みたいです。



サンプル




時間スライダーで動的に描画

Excelファイルはこちら





Excelの操作はちょっと異なります。

データセットとKML作成は別ボタンにしています。



これは時間要素があるからです。

最初のデータセットでは、緯度・経度、高度以外にAA列にダミーで時間要素を入れてます。

これはただの連番です、そのままでもいいですが必要に応じて変更をかけてください。

年月日時分秒で設定する場合の書式

YYYY-MM-DDTHH:MM:SSZ

以下の表現は時間とみなされないようなので注意

1991-5-1T4:11:10Z -> 1991-05-01T04:11:10Z(月日時分秒は2桁)

1991-05-01T12:11:71Z -> 71秒という秒数は存在しない





KML作成でこのデータ列を使ってKMLを作成します。







現在の仕様では、起動時にセルのデータは削除するようになっています。
ですんで、終了時に保存を選んでもムダですのでそこのところヨロシクお願いします。

初期位置と次点の高度差によってはエラーになる場合があります。

データは3点以上確保してください。

ダイナミックな感じにする場合、altitudeの値を1桁増やせば、いい感じになります。