Google Maps オーバーレイ V3では、2Dオーバーレイをやってみましたが、 今回はEarthでやってみます。

何が違うかっていうと、見た目!

3Dのオーバーレイは高低を持つのでいろいろな使い方が出来ます。

ネット上にはさまざまな使い方が紹介されていますが、ここでは例としてEarthのオーバーレイを使ってイラストマップのようなものを作ってみます。

こんな感じ(ガンバさんネタです.......他サポの方、すいません)。








作成用Excelファイル

初期画面

オーバーレイを配置する場所を作成する際には、矩形描画にチェックを入れてください。

矩形を描画するたびにチェックは解除されます、これは地図をスクロールしたり拡大・縮小する場合に誤クリックを避けるためです。



オーバーレイを貼る矩形の描き方はGoogle Maps オーバーレイ V3と同じ。

Mapsは航空写真にしておいた方がEarthをイメージしやすいです。

で、初期位置でクリックして対角線を出して、終了位置で再度クリック。



矩形が描画され、オーバーレイ画像選択や名前入力用のダイアログが出ます。

入力したら、右上のバッテンをクリックして終了。

回転のセルにはデフォルトで0が入力されます。



画像は、Bookと同じ階層にoverlay_imagesというフォルダーが作られ、そこにコピーされます。

今回は以下のような画像を用意しました。



左は、文字情報のみの背景透過画像。Earthをキャプチャして位置を決めて描いています。

右はロゴ。

3と5は同じ画像を使っていますが、3の場合は斜めに貼る必要があったので、回転(rotation)-30に修正。



KMLを作成して、Earthで表示。





KMLサンプル




グラウンドオーバーレイ用KMLのコード例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://www.opengis.net/kml/2.2" xmlns:gx="http://www.google.com/kml/ext/2.2" xmlns:kml="http://www.opengis.net/kml/2.2" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom">
<Document>
<GroundOverlay>
    <name>新スタジアム</name>
    <Icon>
        <href>new_stadium.png</href>
        <viewBoundScale>0.75</viewBoundScale>
    </Icon>
    <LatLonBox>
    <!-- 北・緯度 -->
        <north>34.803284867632705</north>
    <!-- 南・緯度 -->
        <south>34.80191936457393</south>
    <!-- 東・経度 -->
        <east>135.54002596844487</east>
    <!-- 西・経度 -->
        <west>135.53726865757756</west>
        <rotation>75</rotation>
    </LatLonBox>
</GroundOverlay>
</Document>
</kml>


オーバーレイ画像サンプル