通常カレンダーはGoogle を使うのが一般的みたいですが、ここはひとつそれ以外の選択肢としてGNOMEのカレンダーを使って、起動時に表示してみます(Google カレンダーは当日の背景色などを色分けするのが面倒です、gnomeなら当日の背景色が最初から付いています)。
また、ICSファイルを使ってカレンダーに祝日などの情報を追加してみます。
こんな感じ。
プラットフォームはラズパイ4Model B+ 4GBで、OSはUbuntu 24.04.2 LTS Desktop 64-bit です。
この環境にGnome-Calendar をインストールしておきます。
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sudo apt update sudo apt install gnome-calendar |
カレンダーはコマンドで普通にgnome-calendar で起動します。
デフォルトでは祝日とかは表示されません。
Googleカレンダーなどと同期すれば出てくるようですが、今回は祝日のカレンダー情報を取り込んで表示させてみます。
この手の情報はICSファイルをインポートして使います。ICSファイルというのは「iCalendar」という標準形式のスケジュール情報ファイルです。
で、どこにあるかというとここです。
このページの「日本の祝日 ・ 休日 確定版 +CATEGORIES」のリンクを使います。
gnome-calendar を起動したら、左上のカレンダーをクリックしてメニュを開いてManage Calendars をクリック。
Add Calendar をクリック。
新しいカレンダーメニュの下の方にカレンダーのインポートがあります。
フィールドに日本の祝日 ・ 休日 確定版 +CATEGORIES」のリンクをコピー・ペーストしてAdd Calendar をクリックします。
先のカレンダーメニュに新しい項目が追加されています(色も変更しておきましょう)。
新しい項目にチェックが入っていれば、カレンダーに反映されて、祝日が表示されています。
*ICSファイルで探せば、Jリーグや花火大会などのスケジュールを追加できますし、自分で作れば会議や受験のスケジュールをカレンダーに入れることができます。
Ubuntu 起動時にカレンダーも自動起動
デスクトップの左下にある「アプリを表示」のアイコンをクリック。
Startup Application Preference というアプリを起動して追加をクリック。
自動起動にカレンダーを追加します。
メニュにカレンダーが追加されます。
これで、Ubuntu を再起動すれば自動的にカレンダーが表示されます。
Appendix
ICSファイルの例
ICSファイルはOutlookやGoogleカレンダーなどで作成できるそうですが、元々が単なるテキストファイルなので、適当なエディターでも作れます。
サンプル
【test.ics】
以下はTask A、Task B、Task Cという3つのスケジュールを記述したものです
Task Aの場合
日付・時間:2025年11月7日 10時00分00秒から11時00分00秒
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注:SUMMARYに日本語も使えます。DTSTART、DTENDの時間(T)は時分秒まで指定する必要があるようです。また、DTENDは必ずしも必要ではないようです。
これを適当な場所に保存して、上記の「カレンダーをインポート」で 「ファイルを開く」で指定すればOKです。
Appendix2
J.リーグ













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