Face-Me

SketchUpには、2D画像を使った面がオービットに対して常に一定の向きを保持するような機能(Face-Me)があります。

例えば樹木のようなものの場合、幹や枝、葉っぱをすべて作るとなると結構なサイズになります。

これを1枚の画像で表現することができます。

おもしろいので、造り方をメモっておきます。

まず、こういう樹木の画像を準備します。





この背景の白い部分を透過させます。

GIMPやAzPainterなどで透過PNG(アルファ・チャンネル付きPNG)を造ります(造り方の詳細は略)。



  GIMPのツールボックスのファジー選択で白い部分を選んで描画色か背景色で塗りつぶす。

  AzPainterのフィルターー>アルファ操作ー>描画色を透明にするー>レイヤー>アルファ付きPNGに出力





SketchUpを立ち上げて、カメラの標準ビューで正面にしてZ軸を中心にして四角い面を立てます。





これに先ほどの透過PNGをテクスチャマップします。





周囲の枠は邪魔なので非表示にしておきます。





画像だけではコンポーネントが作成できないのでダミーに1本線を引いておきます。





全部を選択して右クリックでメニュを出して「コンポーネントを作成」を選ぶ。





「コンポーネント軸を設定」を選び、どの軸を中心して面を一定の向きにするか設定します。





今回はz軸(青軸)に設定するので、設定用座標軸を原点において、赤・緑軸を元の軸にあわせます。





「常にカメラに対面する」にチェック。

「太陽と影の関係を固定する」はどっちでもいいです。





最後に「作成」ボタンをクリックして、データをskp形式で保存。


サンプル


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