SketchUpで市立吹田サッカースタジアムを造ってみる


SketchUpで市立吹田サッカースタジアムを造ってみます。

Web上で収集できる情報のみで造るので正確さは保証できませんが

できるだけ実物に近づけてみます。

sui-sta-1

データは3D Warehouseにアップしています。最新版の1つ前のバージョンです。

3Dビューワーで眺めてみる

3dviewer


屋根を造る

スタンドを造る

スタンド(1層目)を曲面にする



屋根を造る

まずは資料の収集。といっても基本2種類しかないです。

ネット上で拾ってきた、施設計画図と一部の観客席の断面図。

Google_sketchup-index_makingStadium-1

後は、ネット上に投稿されているこういった写真の数々

2015/11/14の時点でこれだけしかなかったです(竹中工務店さんはCADデータを出す気ないみたい)。

で、できるとこまでやってみます(見た目似てたらヨシとする)。

施設計画図をじっくり見ると、屋根の形状が推測できます。ここから屋根の平面図を作成。また施設計画図から屋根の高さの比率も推測できます。

スタンドのみの図と屋根の推測図、どちらも370x294.

Google_sketchup-index_makingStadium-2

Google_sketchup-index_makingStadium-3

まず屋根を立ち上げてみます。

sketchUpで370x294の平面をつくり中心を原点におきます。

Google_sketchup-index_makingStadium-4

ここに屋根の画像をイメージとして貼り付けます。

を出発点にして、線を置いていきます。

Google_sketchup-index_makingStadium-4

45度の線を引きます。

Google_sketchup-index_makingStadium-5

この線がすべての初めです。

Google_sketchup-index_makingStadium-6

線のコピー・延長・切断を繰り返してこういう図形を作成。

Google_sketchup-index_makingStadium-7

中央の方形を厚さ20位でプッシュ・プルして他の面を張ります。

Google_sketchup-index_makingStadium-8

残りの面を作って、余計なものを削除して完成。

Google_sketchup-index_makingStadium-9
なんやかんや追加。
3DRoofモデル
Google_sketchup-index_makingStadium-10

スタンドを造る

屋根と同様に370x294の平面を造りますが、これをプッシュ・プルでボックスに立ち上げ、四つの平面を造ります。各面の高さは施設計画図と観客席の断面図から推測します。

この画像のサイズは370×67。

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 この四つの平面に施設計画図の画像をはりつけておきます。
Google_sketchup-index_makingStadium-13
スタンドのコーナーにある台形の客席を造ってみます。
Google_sketchup-index_makingStadium-14
台形の長辺の長さの平面をZ軸方向に立てて、プッシュ・プルで短辺の所までのボックスを作ります。
 Google_sketchup-index_makingStadium-15
ボックスを切って、斜めの台形を作ります。これがコーナーの観客席になります。
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屋根と同様に四隅でこれを繰り返します。上層階のスタンドの出来上がり。
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 中層部に面を張ります。
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下層階(一層目)も上層と同様にします。
Google_sketchup-index_makingStadium-19
最後に余計なものを削除してスタンド完成。
Google_sketchup-index_makingStadium-20

スタンド(1層目)を曲面にする
 市立吹田サッカースタジアムの場合、客席の一層目は若干角度の付いた曲面になっています。 ピッチを見やすくするためにこうしているそうです。

こんな感じになります。

補助用に観客席の断面図の一層目の画像を使います。

角度が付いているのが分かります、

Google_sketchup-index_makingStadium-21
Uniform B-Splineで近似曲線を描きます。
Google_sketchup-index_makingStadium-22

この曲線をLines2Wallsで曲面にします。

この曲面は階段用にも使うのでコピーしておきます。

Google_sketchup-index_makingStadium-23
この曲面を延長・コピー・回転で他の面に使いまわします。
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それぞれの部材を配置して、交差部分を結合し不要な部分を削除します。こんな感じ。

上に見える客席はまだ平面のままなので隙間が空いています。

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四隅で、同様なことを繰り返すと、こうなります。
Google_sketchup-index_makingStadium-26
この程度の曲面は比較してようやくなんとなく分かるという感じです。
左が曲面、右が平面。
Google_sketchup-index_makingStadium-27

以降省略
 後はもうただ黙々と細部を造りこんでいきます。
面倒なのは、コンコースのやたら多い柱と、外部の階段。
屋根・客席・ピッチのテクスチャーマッピング。
アウェイとホームのゴール裏の構造は非対称になっています。
アウェイ側の中層はVIPエリアになっているので、下層と上層が分断されていますが、ホームのゴール裏はすべてサポータに開放されています。
ので、アウェイ側から観ると全席サポで埋まっているので、壁のように見えます。ホームは北側にあるので、サポの人たち(クルバの住人)は「北壁(North Face)」と呼んでいるようです。
以上

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