Bit Trade OneのUSB赤外線リモコン ADVANCEの基本機能をみてみます。
Windowsで実行
USB IR Remote Controller Advance Configuration Tool
受信設定アプリケーション v1.3 -> ADIR01P_Recv_CT_v13.exe
送信設定アプリケーション v1.2 -> ADIR01P_Trns_CT_v12.exe
独自アプリを作る場合のDLL
ライブラリ v4.2.0.0 -> USB_IR_Library_v4.2.0.0 ->USB_IR_Library.dll
A:USB miniBコネクタ
B:モード切替スィッチ
C:受信部
モード切替スィッチ
PCに接続して使用する場合は、右の通常時設定で行います。
2つのアプリが提供されていますが、名称がややこしいです。
1:送信設定アプリ(ADIR01P_Trns_CT_v12.exe)
2:受信設定アプリ(ADIR01P_Recv_CT_v13.exe)
どちらも「送信・受信」があります….(TT;
1は家電リモコンのボタンを学習して、家電リモコンの変わりにPCのコントロール画面から
家電を操作しようというもの。
2は家電リモコンのボタンにPCのマウスやキーボードの操作を割り当てて、家電のリモコンでPCのマウスやキーボードを操作しようというもの。
1:送信設定アプリ(ADIR01P_Trns_CT_v12)
AdvanceをPCに接続して、ADIR01P_Trns_CT_v12.exeを起動します。
①:記録したいナンバーのボタンをクリック
②:適当な名前を記述します(例:エアコンの冷房)
③:記録開始ボタンをクリック
Advanceの受信(光)部に向けてリモコンボタンを押すと、一瞬緑のランプが点滅します。
これで受信・記録されています。
④:記録停止ボタンをクリック
⑤:データを保存
⑥:エクスポートでデータをCSVで外部ファイルに保存できます。
操作番号を選んで、送信をクリックすれば、家電を操作できます。
2:受信設定アプリ(ADIR01P_Recv_CT_v13)
AdvanceをPCに接続して、ADIR01P_Recv_CT_v13..exeを起動します。
①:記録したいナンバーのボタンをクリック
②:記録開始ボタンをクリック
例えば、「冷房ボタン」に機能を割り当てるとします。
リモコンを受信(光)部に向けて「冷房ボタン」を押すと一瞬緑のランプが点滅します。
これで受信・記録されています。
③:記録停止ボタンをクリック
④:分かりやすい名称を入力
⑤:リモコンボタンに割りあてる操作を設定
例えば、マウスの右クリックという操作を割り当てるとします。
⑥:データを保存(データはAdvanceのメモリーに記録保存されます)
アプリを終了して、リモコンの「冷房ボタン」をAdvanceの受信(光)部に向けて押します。
PCの画面にマウスの右クリックで現れるメニュが表示されます。
その他できること
デバイスタイプ:マウス、キーボード、ボリューム
マウスの割り当て:左クリック、右クリック、ホイールクリック
キーボードの割り当て:Ctrl、Shift,Alt、Win + 各キー
ボリュームの割り当て:アップ、ダウン、ミュート
フリスクでケースを作る
この当時に比べて現在の基板形状は違うので「仕切り板」は全部取るようにします。
縦方向のサイズは一緒なので、ピッタリ納まります。
ケースの切断部分
最近のADVANCEはLEDの性能向上で、赤外線の範囲と距離が伸びているので、
前方部分は開放しておいた方が良いです。
また、あまりにもサイズがピッタリすぎて、スムーズに出せまんので、ケースを切断整形する前は、ひもなどを通してからケースに納めたほうがいいです。出すときはこのひもを引き上げて出します。
穴を開けた後なら、USBを挿しておけば簡単に出せます。
こういう位置関係で、水平に置いた状態でもOKでした。
最後に、ケース両面のラベルをはがして完成(比較的簡単にはがせます)。
赤や緑のランプの点滅はケースをほんのり透過して確認できます。
こういうケースに入ったままで、赤外線を受光できるのかというと……OKでした。
もしかしたら、開口部から回折受信したのかもしれませんけど。
接続時エラーが起こる場合
例えば、モード切替SW(boot sw)がファームウェア書き換え(boot側)になっている場合や、USBケーブルが電源のみでデータ転送機能が無い場合は、エラーになります。
(赤と緑のランプが交互に点滅)
正常に接続されている場合は、赤のランプのみが点滅します。
NEW
ラズパイで家電を制御してみます。
提供されているbto_advanced_USBIR_cmdをRaspbian Stretch上でmakeして実行バイナリーを作っても(何故か)動きませんでした。緑のランプが一瞬光るけど、赤外線コマンドは送信されない…..??
そこで、ソースはC#で提供されているので、これをラズパイから実行できるようにします。
C#のソースを改変して、ラズパイと通信するインターフェースを外部起起動させ、
このインターフェースとはリダイレクトによって双方向通信させます。
ADVANCEはWindows PCに接続。
ラズパイ->インターフェース->家電制御、という流れです。
Windowsに接続した学習リモコンで家電制御(リモコンサーバー)
データ数に上限なしで都度使用できるようにしてみます。
ビット・トレード・ワンの中の人でございます。
とても詳しい解説ありがとうございます!
本当は僕らがもっと解説しなければならないのに・・・
大!大感謝でございます!