逆距離加重法(IDW:Inverse Distance Weighted)を使って未観測の標高地点の値を補間してみます。
これは、対象地点の近くに存在する、別の地点のデータ値(の平均など)を使って、対象地点のデータ値を推計する手法で、データ値を持つ地点までの距離の逆数(の累乗など)を重みとして使用します。
fuji.tif -> ラスターデータ
elevation.shp -> ランダム抽出した富士山周辺の標高点
river.shp -> ブレークラインとして使用(サーフェスが急激に変化する場所の定義、標高の最低点としての目安ってとこでしょうか)
メニュで、プロセッシング -> ツールボックス -> データ補間 -> IDW補間 を開く。
ベクタレイヤー -> elevation
補間する属性 -> VLAUE
で追加します。
次いで、
ベクタレイヤー -> river
補間する属性 -> h
で追加します。
riverのタイプを「ブレークライン」に変更します。
領域は、「レイヤの領域」として、標高点のレイヤ(elevation)を指定
ピクセルサイズのXYを30に設定
で、実行します。
補間後
補間前
補間を使用して計算できるデータには他にも、気温、降水(雨)量、積雪量、水位表および人口密度、地価などがあるようです。
逆距離加重法の欠点は、サンプルデータ点の分布が不均一な場合、補間結果の品質が低下する可能性があることです。さらに、補間されたサーフェスの最大値と最小値は、サンプルデータポイントでのみ発生する可能性があります。これにより、サンプルデータポイントの周りに小さなでっぱりとへこみが生じることがよくあります….だそうです。
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