face_recognitionをラズパイZero Wでやってみる


Raspberry Pi Zero Wのスペック

1.0GHz シングルコアCPU (1.0GHz Broadcom BCM2837 64bit CPU)
512MB RAMメモリー
ワイヤレスLAN、Bluetooth搭載 (BCM43143 802.11 b/g/n 2.4 GHz wireless LAN and Bluetooth4.1 Low Energy (BLE) on board)
マイクロUSBポート×2(内、1つは電源アダプター用)
マイクロSDカード対応 (Micro SD port for loading your operating system and storing data)
電源はMicro USB 5V1.2A推奨 (Micro USB power source up to 1.2A)

約1,200円台(税抜き)

 

 

MicroUSB <-> USB Type-A変換コード(100円)

本体の電源供給にはダイソーのAC-USB電源2.4A(300円)

 

MicroUSB <-> USB Type-A (メス) 変換コード(100円)

USBカメラ(約1000円)

 


環境整備

face_recognitionをZeroにインストールする場合、課題があります。

まず上記のスペックにあるように、CPUとRAMが若干プアなので、dlibとface_recognitioをインストールしようとした場合、WisteriaHillでは最後まで到達できませんでした。

dlibのインストは6時間くらいで終わりましたが、face_recognitioはいつまでたっても終了せず。

そこで苦肉の策としてdlibとface_recognitioはラズパイ3でインストールしておきました。

この環境なら、4時間くらいでインストールできます。

dlibとface_recognitionをラズパイ3にインストール(この段階ではOpenCVはインストールしない)

OpenCVはラズパイ3でインストールしてはいけません。ZeroのCPUはシングルコアのarm6アーキテクチャなので、ラズパイ3(arm7)でインストールしたものはIlegal instructionエラーを起こして動作しません。

 

次いで、MicroSDをZeroに移し替えて、OpenCVをインストールします。


OpenCVをリポジトリからインストール

importには30秒くらいかかりました。

 


以下は実験的なものです。気が向いたらやってみましょう。

ZeroにOpenCV3.4.1をインストール

インストールには12時間少々かかりました。

以下のコマンドを入力して更新しておく

パッケージのインストールには注意してください。

WisteriaHillでは2個ほどパッケージのインストールに失敗して再ビルドするはめになりました(24時間がかりのお仕事でした)

コンパイルに使用するパッケージをインストール

 

OpenCVが使用するパッケージをインストール

 

OpenCVをダウンロード

ダウンロードしたら解凍してopencvフォルダに移動

 

リリースフォルダを作成してcmakeでコンパイル

 

インストール後、インストールされているかどうか見るためにpythonテストを実行

3.4.1が表示されたOK

 


顔認識を試してみる

重いです。

 


 

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