SpatiaLiteというSQLiteの空間拡張版のデータベースがあります。インストールせずに単体で運用可能な軽量DBです。軽量ですが数百万程度のレコードも扱えます。
QGISからも接続できます。
国土交通省の<災害・防災>避難施設データ(shape形式)をダウンロードしてDBをつくってみます。
Windows環境で利用します。
SpatiaLiteをダウンロードしておきます。
これをダウンロードして解凍
7-Zip形式で圧縮されています、このあたりのアプリで解凍します。
GUIのものをダウンロードします、インストールという手順は不要なので普通に起動します。
初期状態はこんな感じで、ほぼ何もできません(^^)。
まずはとにかくデータベースを作成するところから始めます。
このアイコンをクリック -> Creating a New(empty) SQLite DB -> db.sqliteを保存
先に保存しておいた国交省の避難施設データ(shape形式)をロードします。
データはパスに日本語名を含まない場所(例えばCドライブ直下)に置いておいた方がいいようです。
特に何もする必要はなくOK
queryを作ってみます。
Main tableを選んでROWIDでselect
素っ気ないです、SQL文を書き換えて再実行してみます。
*(アスタリスク)でSELECTを実行(とにかく全部取ってこい…という意味)
一度に500個ずつしか表示できないようです、矢印キーで送ります。
国土交通省の<災害・防災>避難施設の情報を使ってみるで追加したデータも表示されていますね。
QGISから接続して地物を表示してみます
メニュで、データベース -> DBマネージャー を開きます。
SpatiaLiteで右クリックしてメニュを出して、「新しい接続」をクリック
上記で作成した「db.sqlite」を選びます。
テーブルを見るとこんな感じ
メインテーブルを選んで、右クリックでメニュを出して、「キャンバスに追加」します。
こんな感じです。
「CRSが定義されてません」というようなワーニングがでますが、気にしません(^^).
CRSが必要になるのは背景地図を表示する場合などです、必要なら、ここは大阪なので JGD2000/ Japan Plane Rectangular CS VI とかにしておきます。
国土交通省の<災害・防災>避難施設の情報を使ってみるでやったように分類してみます。
これを見ると、避難所の設置に何か意図とか傾向があるように感じられますね。
分析してみると面白いかもしれません。
また、属性情報に「水害」とかあるのに標高データが無いのは如何なものか?…と。
Nextでは、データに標高を追加して、分析の対象にしてみます。
SpatiaLite ー> ベクタ(shape )ファイルー>DB という流れ以外に
QGIS ー> ベクタ(shape )ファイルー>DB という流れもあります。
これだと他にCSVやKML、GeoJSONといった形式に変換することもできます。
レイヤのエクスポート->地物の保存
Leave a Reply