国交省の国土数値情報のサイトではいろいろなデータをダウンロードできるサービスがあります。
このうち避難施設の情報に標高のデータを追加してみます(どう使うかはこれから考えます)。
1:ファイルをダウンロード
ダウンロードとQGISへの読み込みなどは以下のページ参照
2:Shape形式をCSV形式に変換
QGISの機能を使います。
CSVで保存
注意:
たまに変換に失敗している場合があります。目視ででもチェックしておいてください。
これがベースデータになりますので大事です。そのまま使うとデータの欠損が起きることがあります。
例えば大阪の避難施設データでは3942と3943行目に問題が起きています。
欠けているのではなく軽く損傷しているデータです。これはExcelでCSVを外部テキストファイルとして読み込む場合に問題になります。
欠損データ対策は機械学習の前処理でも大事です。
参考までに、Excelによるデータークレンジング
3:座標データを取得
上記で保存したCSVから緯度・経度の列を抽出しておきます。
Excelを使いますが、無ければフリーのCSVイディー(インストール不要)やLibreOfficeのスプレッドシートなどでもいけます。
4:標高データを取得
この座標データを使って以下のページなどで標高を取得します。
一度に取得できる数は少ないので、地道にやっていきます。
座標+標高の形式で取得します、ローカルに保存。
取得した標高データを再度ExcelやCSVイディーなどで編集して元データに結合します。
5:CSV形式をShape形式に変換
再構成したCSVをQGISに読み込みます。
Shape形式に変換。
レイヤで右クリック -> エクスポート ー> 地物の保存
で、ESRI Shapefileを選んで保存します。
参考までに
国交省の国土数値情報には「河川」というのもあります。これは標高データも持っています。
河川端点が持つ標高値です(RiverNode.shp)。
こういうのと組み合わせると何かできるかも。
ただ、標高データの誤差はcm単位どころではないので扱いが難しいです。
ちなみに河川データの属性
River -> W05_001 水系域
Stream -> W05_002 河川コード
Stream -> W05_003 区間種別
Stream -> W05_004 河川名
Stream -> W05_005 原典資料種別
Stream -> W05_006 流下方向判定
Stream -> W05_007 河川始点
Stream -> W05_008 河川終点
Stream -> W05_009 流路始点
Stream -> W05_010 流路終点
RiverNode -> W05_011 標高
また「浸水想定区域データ」というのもありますが、これはどう使っていいのか未だわかりません(^^)。
こういうデータをいろいろ料理する場合 -> GIS教材
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