Windows11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(4)アプリケーション(SerialTextAssistant + TTS)


M5Stack LLM モジュールとCoreS3 SEを使って、SerialTextAssistantを使ってチャットをやってみます。

Windows 側からメッセージを送って、それをM5Stack CoreS3 SE +LLM モジュール側で応答を予測するものです。

予測した内容を表示後、TTSで読み上げてみます。

●初期機種のGray でも動作しました。ボード情報はM5Core です。

 

 

 

 

 

 

M5Stack CoreS3 SE にアプリを展開します。

LLM モジュールはデフォルトの環境で使います。

 

元ネタはArduino IDE のM5ModuleLLMライブラリに付いてくるスケッチ例のSerialTextAssistantとMeloTTSです。

Arduino IDE のインストールなどはWindows 11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(2)環境設定とアプリケーション環境設定1をご参照ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初期画面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、Arduino IDE のシリアルモニタの初期設定をしてから、「Who are you ?」という質問を投げてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初回はnullが出力されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハードウェアリセットをかけてLLM を再起動しておきます。

例えばPower Key を6秒ほど長押ししてシャットダウンした後、再度押して起動させます。

 

 

 

 

 

 

 

同様なメッセージを送ると、予測された内容が表示されます。

自分はAIでありAlibaba Cloud で作成されたもので、Qwen という名前なのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年齢を尋ねてみると、自分はAIであって実体としての身体がない、したがって年齢もないそうです。至極まっとうな回答です。

これは通常のクラウド型のLLM でも同様な回答を出しています。

また、算数をさせてみると普通に回答してくれます。

独立した数値演算の能力も持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


表示後、文章をMeloTTS で読み上げさせてみます。

コード

 

初期画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球の半径を尋ねてみました。

こういうのは知識としてちゃんと持っているのですね。

正解です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注:

Gray などの3つボタンがある機種の場合、loopの最初にあるコメントアウトを外せばAボタンを押すことで結果を再生して聞き直すことができます(^^)。

 


Appendix

その他のシリアルモニタについては

Windows11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(3)アプリケーション(TTS)

のAppendixをご参照ください。

 


関連ページ

Windows 11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(1)アクセス編

Windows 11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(2)環境設定とアプリケーション

Windows11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(3)アプリケーション(TTS)

Windows11からM5Stack LLM モジュール に触ってみる(4)アプリケーション(SerialTextAssistant + TTS)

LLM モジュール のSerialTextAssistant + TTS のシリアルモニタにPythonを使ってみる

 


 

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