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ラスタのクリップ – GIS教材


ラスタ(画像)データが大きい場合などに領域を限定する意味でクリップ(切り出し)します。

衛星画像など大きいサイズのデータを扱う際にも演算を高速化したりや非力なデバイスで処理したい場合などに便利。

QGISを使います。

 


マウスで矩形領域を設定してクリップする場合

サンプルデータにaso(aso_2kei.tif)は読み込み済みとします。

メニュで、ラスタ -> 抽出 -> 範囲によるラスタクリップをクリック

「クリップされた領域」をクリックして「キャンバス上で領域を指定」します。

こんな感じ領域を指定。

実行

クリップされた領域

 


他の領域データを使って同じ範囲をクリップする場合

ベクターデータなどで他の領域を読み込んでおきます。

メニュで、ラスタ -> 抽出 -> 範囲によるラスタクリップをクリック

「クリップされた領域」をクリックして「レイヤー領域を使う」を選択します。

で、レイヤーとして、先に読み込んでおいた領域データを使用します。

 


座標値を指定してクリップ

ラスターデータから位置情報を抽出

ベクターデータから位置情報を抽出

で取得した領域の座標値を使って、

メニュで、ラスタ -> 抽出 -> 範囲によるラスタクリップを開いて

クリップされた領域(xmin,xmax,ymin,ymax)に直接入力します。

X座標・Y座標の値ではなく、緯度・経度の値でも可でした(CRSは同じにしておく)。

 


 

以上です。

 

 

 

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