ラズパイ3で音声をマルチキャスト・ライブ・ストリーミング


こんな感じ。

 


配信側

昨今(2019/04/22現在)のRaspbianに標準でインストされるVLC media playerを使ってみます。

 

無ければインストール

$sudo apt-get install vlc

 

VLCを起動しておく必要はありません。

 

入力はUSBマイクを使います。

以下のコマンドでデバイス情報を取得。

$arecord -l

カード番号、デバイス番号ともに0となっています。

マイクからの音が拾えているかチェック。録音してみます。

$arecord -D plughw:0,0 -d 10 -f cd test.wav -c 1

以下で音が再生されればOK

$aplay test.wav

では、マイクから入力される音声をマルチキャストしてみます。

デバイス番号は必須というわけではないです。

デバイスはカード番号、デバイス番号の組み合わせで管理されているので、カード番号にデバイスが1個なら以下のようにカード番号だけでも認識されます。

239.255.0.1はマルチキャストアドレスです。

マルチキャストにつてはこのページ参照

 


受信側

受信にもVLC media playerを使ってみます。

VLCは様々なプラットフォームで使えます。

VLC公式サイトからダウンロードしてインストール。

VLCを開きます。

メディア->ネットワークストリームを開く->ネットワークのタブ

rtpプロトコルを使っているので、ネットワークURLに以下を記述して再生します。

rtp://239.255.0.1

マイクからの音声が1~2秒遅延して聞こえます。

 


昨今のVLCは簡単な設定で複数起動が可能です。

以前のような「高度な設定」の項はありません。

ツール->設定->「ひとつだけ実行を許可」のチェックを外す

これで、ラズパイ3とWebカメラでライブ・ストリーミング(メモ)と同時に使えます。

ただし起動順は、カメラ->マイクとした方がいいようです。


 

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